自宅葬でのお寺様対応について

自宅にお寺様をお呼びした時の対応を掲載しています。「お布施を渡すタイミング」や「お寺様への対応」など失礼のないように覚えておくと便利な情報を記事にしています。

もくじ

お寺様のお迎え準備

車でくる場合は駐車場確保

 公共交通機関やバイクを利用して来られる場合は特に気にする事は無いですが、お車で来る場合は1台分駐車スペースを確保すると良いでしょう。

お茶や茶菓子

 寒い日には温かいお茶を蓋つきで、暑い日には冷たいお茶を用意しましょう。どちらも茶托とセットでお出しすると丁寧です。お茶と共に茶菓子を添えると良いでしょう。

お着替えスペースの準備

 スペースが無い場合は用意出来なくても仕方がないですが、あるとお寺様にとっては便利です。お寺様は葬儀式の際に専用の衣装にお着替えします。また、式が始まるまでの待機場所としても使えるので、お寺様にとってはあると助かるのがお着替えスペースとなります。

お寺様への対応

1.家へ来たらお着替え室へ案内

 お寺様をお迎えしたら待機場所であるお着替え室へとご案内しましょう。

2.お茶を出しておもてなし

 お着替え室へご案内したらお茶と茶菓子をお出しします。

3.閉式後のお茶出しとご挨拶

 閉式後のお茶出しも忘れずに、新しくお茶を入れ替えましょう。そしてお参り頂いたご挨拶をします。しかしここでお布施をお渡しするのは控えておきましょう。

お布施を渡すタイミング

後日のお礼参りが基本

 お礼参りとはお布施をお渡しに伺うことです。葬儀を終え後日、お寺様の都合を考慮し伺う前にお電話を必ずかけてお寺様の都合を確認してから伺うと良いでしょう。

お布施の水引について

 お布施の包む袋の水引は特に無くても大丈夫です。ですが水引有りの袋を使用する場合は金額に応じて水引の色を変えると良いでしょう。5万円以上包む場合は銀色の水引を使用します。それ以下の金額であれば白黒の水引が基本です。

お布施のお渡しはお盆に乗せるか袱紗の上に

 お布施をお渡しする際はそのままお布施袋をお渡しするのではなく、小さなお盆に乗せるか袱紗(ふくさ)の上に置き、書いてある文字が相手から読めるよう向きを考慮しお礼の言葉と共に丁寧に渡すように心がけましょう。

49日法要について

亡くなった日を1日目と考え49日目が法要日

 初七日、二七日、三七日...と続き七七日目が49日法要となります。その間七日毎にお寺様のお参りがありますが、お寺様によっては二七日から六七日を省略するお寺様もいらっしゃいます。葬儀式閉式後、もしくは初七日後のご挨拶の際にお寺様と今後の予定を話し合うと良いでしょう。

まとめ

 駐車場の確保からお茶出し、お礼のタイミングや49日法要についてを記事に述べましたが、何より大事なことは故人様へお参りして頂けるお寺様に対してのお気持ちです。人それぞれお寺様とのお付き合いによって対応の仕方は様々ですが、礼儀礼節の基本を守りお寺様へのおもてなしを忘れないように心がけましょう。

自宅葬のご用命は

おうちでお葬式