自宅葬のマナー
自宅葬を行うにあたり周辺住民への対応、自宅でお葬式をしている方へのお参りや供花マナーなど気になる情報をまとめました。これからお参りの方などは是非ご参照下さい。
訃報連絡マナー
家族葬の場合(予め訃報連絡をする)
家族葬で行うので会葬をお断りしたい。でも理由あって友人、会社関係などに訃報連絡をする場合の注意点は「家族葬で執り行います。ご会葬はご遠慮下さい」など参列をお断りする意思をお伝えする事が重要です。文書、もしくは口頭でも大丈夫です。葬儀終了後は関係者へ無事終えたことを感謝の言葉を添えて伝えましょう。
1.訃報連絡
家族葬で行う意思を伝える。
2.家族葬を執り行う
家族・親族のみで自宅葬を行う。
3.関係者へ挨拶
無事終えた事を報告しましょう。
家族葬の場合(予め訃報連絡をしない)
葬儀終了後、お付き合いがある関係者へ家族葬にて執り行った旨をお伝えするかどうかの判断をしなければなりません。自身のお付き合いによって判断し、無事お葬式を終えた事をお伝えすると良いでしょう。この場合は葬儀後に自宅へお参りに来ることを想定し自宅に返礼品の用意をしておくと安心です。
1.家族葬を執り行う
家族・親族のみで自宅葬を行う。
2.訃報連絡
伝えるべき関係者を決め家族葬にて執り行った旨を伝える。
3.葬儀後のお参りに備える
お参りに来た方への返礼品の準備を整える。
一般葬の場合
文書でFAX連絡の場合は日時・場所・喪主・故人様との関係を挨拶文に明記し相手に伝えましょう。駐車場に不安がある場合は「公共交通機関をご利用の上ご会葬お願い致します」と一言分かりやすく明記すると良いでしょう。
お香典・供花をお断りする場合
供花に関しては自宅葬の場合、場所をとってしまうためお断りする方がいます。お香典も合わせてお断りする場合は訃報連絡に「お香典の儀・供花は誠に勝手ながら辞退させて頂きます」と添えると良いでしょう。また受付にお香典辞退の張り紙をし、辞退の意思を伝えると良いでしょう。
近隣住民への配慮
無断駐車に気を付ける
予め人が多くお参りに来る事が分かっている場合は駐車スペースの確保をして、無断駐車で近隣住民へ迷惑をかけないように心がけましょう。近隣住民に声をかけ駐車場をかりる方も多くいらっしゃいます。
出棺時のクラクションは
霊柩車が出発する際にクラクションを鳴らすのが通例ですが、自宅葬の場合は近隣住民に配慮しクラクションを鳴らさない配慮も必要になってきます。近隣住民との付き合いを考え、鳴らすか鳴らさないかを家族で話し合うと良いでしょう。
自宅葬のお参りマナー
1.家族葬か確認する
一般のお客様としての会葬の場合は、訃報を聞いたら家族葬か一般の会葬も大丈夫なのかをご家族に確認をしましょう。自宅葬の場合は家族葬で行う事が多く、会葬しても良いのかといった確認は重要です。親族の心情を理解し行動を心がけましょう。
2.車で伺う場合は駐車場スペースに気を付ける
自宅葬のお参りに伺う場合、気を付けたいのはやはり駐車場です。ご家族に確認し適切な場所へと駐車しましょう。数人で伺う予定の場合は1台の車に乗り合わせたり、公共交通機関を利用すると良いでしょう。
3.到着後は喪主様にご挨拶
会場の自宅に到着後は喪主様にご挨拶をし、お参り場所へと伺います。
4.ご霊前へお参り
お座布団を避ける方がいますが、特に避ける必要はありません。お参りが終わったら故人様にご拝顔をしましょう。
5.式に参加
正座が辛い方は無理に正座をする必要はありません。正座をしなければいけないという決まりもありません。ただし、中には快く思わない方もいらっしゃるかもしれません。ご家族に足を崩す旨を伝えると丁寧な対応になります。
6.ご散会
急にいなくなっては家族も困惑する事があるかもしれません。解散前に必ず喪主様へ挨拶をするようにしましょう。
供花・お香典について
供花について
一般的な供花はスタンド式の足高の供花です。自宅葬では設置スペースを考慮し枕花や背の低い供花が好まれる場合もあります。花屋さんに相談の上、供花の注文をするとよいでしょう。
お香典について
袱紗にお香典を包み、お香典をお渡しする際は書いている文字が相手から読める向きでお渡しします。お香典を辞退(お断り)をしている場合もありますが念のために用意しておくと安心です。受付にて「お香典は辞退します」と言われたらお香典は控えるようにしましょう。
まとめ
自宅葬を執り行うマナー
家族葬か一般葬か、お香典・供花は断るのかなど、意思を関係各位へとはっきりと伝え混乱を招かないようにしましょう。基本的には葬儀社が全てをサポートをしてくれますが、ご自身でも自宅の近隣住民への配慮、お参り客への配慮を心がけましょう。
自宅葬にお参りに行くマナー
慌てる事無く会葬、供花の可否を確認してから行動を心がけましょう。お参りが可能な場合は喪主・家族の現場状況を考慮して車で行くのか、公共交通機関を利用して会葬するのかを考えましょう。何事も相手の心情を優先に考え行動する事が大事です。