自宅葬の祭壇費用と大きさの目安
おうちでお葬式の際にお式をする部屋に飾る祭壇の費用と大きさについて。そして葬儀打合せ時の祭壇選びのポイントは?気になる自宅葬祭壇についてのまとめです。
もくじ
祭壇の大きさ
部屋に合わせる祭壇幅
祭壇の幅は設置する場所幅の3分の1から大きくても2分の1程度の幅を目安に考えると良いでしょう。
小さくても大きく見える
式場のような「天井の高さ」がある場合は小さい祭壇だと想像以上に小さく見えるものです。自宅葬で一般的な天井の高さの部屋に設置する場合は、祭壇は小さくても大きく見えます。
祭壇幅の基準は3尺~1間
1尺の長さはおよそ30㎝、3尺は約90㎝の幅。1間の長さは約180㎝。3尺は畳の約半分。1間は約1畳分の長さです。自身の部屋の大きさ、特に設置する場所を基準に大きさを考えると良いでしょう。※関西と関東、東海地方の畳の大きさは若干違う場合があります。
祭壇の横に生花を置く場合を想定する
もし生花スタンドや枕花を多く飾る場合は、祭壇幅に注意が必要です。祭壇が大きすぎると生花が並べられなくなる場合も。生花スタンドを多く注文する場合は祭壇は少し小さくても良いでしょう。
祭壇の高さは種類や段数によって決まる
祭壇の高さは祭壇の種類によって決まります。1段の高さはまちまちですが、約25㎝と考えましょう。1段目が一番高く、2段目以降からが約25㎝です。全体的な高さとしては、3尺祭壇は約70㎝程。1間祭壇は約1m~1.3m程です。そしてそこに祭壇装飾や祭壇生花の装飾により高さが決まります。
祭壇の奥行
こちらも用意する祭壇の種類によって変わりますが、基準としては90㎝~110㎝程です。奥行で畳約半畳ほどのスペースを使います。
祭壇の費用
会館葬の祭壇費用
会館葬でも式場を利用した場合は「10万円から」と設定している葬儀社もありますが、「30万円から」と設定している葬儀社もありその金額は様々です。また、祭壇金額の上限は式場の広さにより変わります。
自宅葬の祭壇費用
自宅葬の場合もしかり金額は葬儀社により設定は様々ですが、「3万円から」と設定している場合や「5万円から」といった場合もあります。基本的には式場葬より祭壇が小さくなる傾向があり最小限設定も安価になります。
祭壇と祭壇生花で祭壇費用が決まる
「祭壇装飾」と費用を祭壇と祭壇生花ひとまとめにしている葬儀社や、「祭壇」と「祭壇生花」を分けて見積をたてる葬儀社もあります。「祭壇が20万円」「祭壇生花が20万円」という場合は祭壇費用は合計40万円となります。
祭壇費用は最小限から見る
祭壇を決める際はその葬儀社の最小金額から見せてもらうと良いでしょう。祭壇だけ大きすぎても生花スタンドと組み合わせると見栄えが逆効果になる恐れもあります。最小限から考えお部屋に合った祭壇選び、そして生花スタンドの配置を考えながら見栄えの良い祭壇スペースを心がけると良いかと思います。
祭壇を使わない自宅葬
祭壇の意味
祭壇とは神様や仏様に供え物をささげ供養に用いるための壇の事です。しかし必ずしも用意しなければいけないという訳ではありません。人それぞれの宗教概念によって祭壇の形、祭壇の有無も変わります。
祭壇がない自宅葬とは
お式に祭壇を用いる事はありません。自社施行では近年自宅葬に於いて増えてきている葬儀様式とも言えます。2019年自社施行では約29%程が祭壇無しを選択しています。
祭壇がない場合は
祭壇が無い場合はどうすれば良いのか?お寺様や宗教者の方は何にお参りをするのか?実は宗教者は祭壇や故人様に向かってではなく、ご本尊様に向かってお参りをします。浄土真宗で例えるならば「阿弥陀如来様」です。祭壇の準備をしない場合、お仏壇がある方はお仏壇の準備。お仏壇が無い場合は葬儀社に依頼をしてご本尊様の用意をしてもらいましょう。基本的にご本尊様は無料で用意してくれる場合が多いでしょう。
おうちでお葬式の自宅葬プラン
おうちでお葬式では自宅葬で祭壇を準備しない簡単お得なプランをご提供しています。
まとめ
自宅葬における祭壇選びのポイント
- お部屋の広さの約3分の1~2分の1程の祭壇幅を目安に設置する
- 祭壇費用は最小限から見る
- 祭壇の横に生花を置く場合を想定する
- 自宅葬では祭壇を置かないのも有り
自宅葬の祭壇は会館葬基準で考えると、費用面でもスペース面でも大誤算となる場合があることを踏まえて葬儀打合せをすると良いでしょう。自身のお部屋や状況にあった祭壇を用意出来るように心がけましょう。